プレハブの解体費用について

住居の解体費用について

優伸コーポレーションはプレハブの解体工事も承ります。鉄鋼系、木質系、ユニット系、コンクリート系のいずれにも対応します。また平屋、2階建て、3階建て以上のプレハブ解体もお任せください。ここではプレハブの解体費用がいくらくらいなのか、その内訳や解体工事の概要を解説します。

プレハブの解体費用相場

プレハブとは、プレハブ工法ともいわれ、建物の一部、あるいはすべての部材を工場で生産・制作し、現場で組み立てる建築方法です。建築現場で部材を加工する必要が無いため、住宅を建築する職人や作業者の技術、習熟度によって建築物の品質が左右されないメリットがあります。また、現場では組み立てるだけなので、住宅の完成に要する期間、いわゆる工期が短くて済みます。結果的に人件費が削減され、低コストにつながります。また、プレハブ工法の住宅は、修繕やリフォームなど、メンテナンスも容易にできるので、維持費も抑えられます。解体工事においては、プレハブ建築物の中でも、平屋の事務所などは造りが簡素、簡易に見えるため、軍手にヘルメット、チェーンソーやハンマー、バールなどを自前用意して自身で解体を試みる方もいますが、ケガをされる方が多く、おすすめ出来ません。解体専門業者に依頼した場合、プレハブの解体費用相場は、取り壊す建物の規模(㎡、㎥、坪数、延べ床面積)で決まります。また、廃材や鉄骨、残置物などの発生量も解体費用に影響するほか、取り壊すプレハブにアスベスト建材が含まれている場合は、その除去・撤去費用が上乗せされます。

坪・面積当たりのプレハブ解体費用

坪・面積当たりのプレハブ解体費用は、解体業者によって価格差があります。当社の場合、プレハブに限定した価格設定はありませんが、木造家屋であれば1坪当たり32,000円~、軽量鉄骨造家屋であれば1坪当たり35,000円~、鉄骨造家屋であれば1坪当たり38,000円~解体工事を承っています。ただし、これらの価格は標準的な住宅を想定したものであり、プレハブの構造難易度や立地条件などによって価格が変動する場合がありますので、あくまでも目安です。また、坪単価に延床面積を乗じたものがプレハブ本体の解体価格となりますが、付帯工事(建物本体以外の工事)が発生する場合は、その費用が加算されます。例えば敷地内の水道設備、コンクリートの土間、シャッター、庭の樹木、庭石、ブロック塀、レンガ塀、石塀、板塀、鉄筋コンクリート塀、土塀、門扉、フェンス、囲い、生垣、物置、浄化槽、車庫、カーポート、ガレージ、カスケードガレージ、納屋、野積倉庫などの解体、撤去は付帯工事に含まれます。付帯工事費用は場合によっては、造りが簡易、簡素なプレハブの解体費用を上回る事があります。

プレハブ解体工事における重機費用/養生シート等の費用

建築現場などに一時的に建てられた6畳ほどの平屋プレハブなどは、人力による手作業で解体施工される場合もありますが、多くのプレハブは重機で解体されます。プレハブ小屋、プレハブ冷蔵庫、プレハブ倉庫、プレハブ事務所の解体工事も一般的な建物の解体と同様、屋根の撤去→壁の撤去→床の撤去→基礎の撤去の順で施工されます。また、使用する主な重機としては、プレハブの規模にもよりますが、油圧ショベルが挙げられます。重機を使用する一方、細かいところはチェーンソーやハンマー、バールなどを使って解体します。ほかにもプレハブの規模にあわせて圧砕機、ハンドブレーカー、カッター、フラットソーイング、クレーンなどを使用し、3階建て以上の屋根の高い階上解体の場合には、ロングアームを使用する場合もあります。重機の費用は使用する種類によって異なり、一般的には重機が大きくなればなるほど費用は高くなります。重機を使用すると一定の騒音が発生しますので、騒音防止と遮音のための防音シートを建てます。また、廃材や鉄骨、ボルトなどが隣家に落下しないよう養生シートは不可欠です。養生シートの費用は取り壊すプレハブ建築物の規模によって変動します。工事中は大量の粉じん(粉塵)も発生しますので、こまめに散水や清掃を行って粉じんの飛散を防ぎ、周辺や近隣の皆様の生活環境になるべくご迷惑をお掛けしないようにして施工し、廃材を搬出します。なお、解体前に水道を止めてしまうと、工事の際に使用出来なくなってしまいますので、止めるのは工事後となります。また、工事用水として使った水道料金は解体料金に含まれるのか、別精算なのかを解体業者に必ず確認しておきましょう。

アスベスト含有のプレハブの解体費用(除去費用)

アスベストは、天然に存在する繊維状鉱物で、石綿(いしわた、せきめん)とも呼ばれます。熱や摩擦などに強く、安価であることから、建設資材の他にも様々な工業製品に使われてきました。アスベストの繊維は、目に見えないくらい細い上、軽いので飛散し、体内に吸入されやすいという特性があります。空気中に浮遊するアスベスト繊維を吸入すると、肺がんや中皮腫などの重篤な疾患が発症するおそれがあり、現在では製造や使用等が全面的に禁止されています。アスベストは過去、屋根材、側壁材、間仕切り材、床材、天井材、耐火被覆材、保温材、断熱材、内装材などに多用された経緯がありますが、取り壊すプレハブにアスベストが含まれているか否かは、専門業者でなくては判断が難しいところですので、解体専門業者などに事前調査をご依頼ください。そして、アスベストを含む建材が使用されているにもかかわらず、許可なくアスベストを除去すると、法律で罰せられます。アスベストは専門業者によって「除去工法」「封じ込め工法」「囲い込み工法」などの特別な技術で取り除かれます。このようにアスベストの除去には、事前調査を含めた費用がかかりますが、多くの自治体では、アスベストの除去費用の一部を補助、助成していますので、ぜひご活用ください。

プレハブ解体工事の残置物撤去・廃材運搬・リサイクル費用

プレハブに限らず、あらゆる建物を解体すると、残置物や廃材、部材、廃棄物が発生し、それらの撤去、運搬、分別、処分、リサイクル費用が生じます。廃材や部材はなかなか減らせませんが、建物の所有者が残した畳や家財道具などの残置物は、工事前にご自身で運搬、処分できますし、解体専門業者が残置物を処分すると一般廃棄物ではなく割高な産業廃棄物扱いとなってしまいます。したがって、少しでも解体費用を抑えたいという方は、残置部を減らしておくと良いでしょう。また、工事で発生した内装などの産業廃棄物を不法投棄する、あるいは許可なく埋め立てるといった問題が長年にわたって社会問題になっていますが、当社グループは責任を持って適切に処理しています。

プレハブ解体工事 更地・整地の費用

プレハブ小屋解体後の土地は、更地となります。更地は一見平らに見えますが、廃材や資材、部材、角材、ボルト、配管、配線などの破片が残ったままとなっています。これに対し整地は、廃材や資材などがきれいに取り除かれた上、タイヤローラーやロードローラーなどの重機で地盤を踏み固められているため、不動産として価値も更地以上となります。整地は重機を使用する分、費用も高くなりますが、不動産の価値を考えると、地盤が安定した整地をおすすめします。なお、プレハブを含む家、家屋、住宅を取り壊した際は、30日以内に法務局へ家屋滅失届の提出、登記が必要で、当社は手間どる滅失届の登記の代行サポートもします。また、解体前にお祓いを希望される方はご案内します。

空き家プレハブの解体費用

全国各地で空き家が増えるにしたがい、プレハブ工法の空き家も目立つようになりました。当社はプレハブ空き家の解体も承りますので、ぜひご依頼ください。解体の際は、空き家だからといって特別な費用が発生するわけではありませんが、空き家の場合は、長年にわたって人が住んでおらず、タンスや家具などの家財道具、畳がそのままの状態になっている事が多いため、残置物の処分費用がかさむケースもあります。また、あまりに老朽化が著しいプレハブ空き家で重機を使用すると、重機の振動などにより倒壊の恐れがあるため、慎重に手壊し解体となります。その場合、工期の延長や人件費のアップとなり、解体費用がかさむケースがあります。倒壊の恐れのある危険な空き家を少しでも減らそうと、全国の自治体では様々な事業を行っています。自治体によっては「老朽危険空家解体撤去補助金」などの事業名で、解体費用の一部(例:解体工事費の2分の1、上限50万円等)を補助、助成しています。予算には限りがありますので、プレハブ空き家の解体工事を検討中の方は、最寄りの自治体のホームページなどで最新情報を確認の上、お早めにご申請下さい。

その他のプレハブ解体費用

その他のプレハブ解体費用としては、重機の回送費が考えられます。重機は自走できないため、現場までトラックで運ぶ事になりますが、その場合「回送費」がかかります。また、現場に重機を置いたままに出来る十分なスペースがあれば、その日の作業終了後、重機を現場に停めておけますが、狭小プレハブや住宅密集地に建つプレハブの解体では、作業の都度、重機を回送する必要があるため、回送コストが高くなります。回送費は距離に応じて費用が上下するため、取り壊すプレハブの近くにある業者に解体を依頼したほうが安く済む可能性があります。

種類ごとのプレハブ解体費用比較

プレハブ工法は、鉄鋼系、木質系、ユニット系、コンクリート系の4種類に分けられます。それぞれ主に使用する資材、部材、材質が異なるため、排出される廃棄物や解体の工期、工法なども異なります。プレハブの種類・材質ごとの解体費用をご案内します。

鉄鋼系プレハブの解体費用

鉄鋼系プレハブは柱や梁、筋交いを軽量鉄骨で組み、サイディングと呼ばれる板状の外壁材で側壁を構成します。一般的な建物と同レベルの耐久性を備えています。重量がある分、組み立てるのに手間がかかりそうですが、工場内で鋼材を溶接し現場ではボルトで固定するだけなので、工期が短いのが特徴です。解体では重機によって施工され、費用は建物の規模や使用する重機によって変動します。

木質系プレハブの解体費用

木質系プレハブは、壁や床などの主要構造側壁部材に木材パネルを組むことで、面の力で建物を支えています。地震や台風など災害の際、力を建物の面全体に分散する一体構造が主流で、歪みや狂いが起きにくい強みを持っています。解体費用は、木くずや廃材の発生量によっても上下します。

ユニット系プレハブの解体費用

ユニット系プレハブは、鉄骨や木製の柱で箱型のフレームを作り、セラミック系の板で側壁を作って箱型のユニットに仕上げたものです。配管やキッチンセットなどの設備も工場で設置するのが特徴で、作業の大部分を工場で行うため安定した品質が保たれます。現場ではユニットを設置するだけなので、工期をかなり短縮出来るのも強みです。解体費用は建物の規模に応じて算出されます。

コンクリート系プレハブの解体費用

コンクリート系プレハブは、工場生産コンクリート部材(PC部材)を主要部材としたものです。PC部材で、壁・床・屋根を構成し、木質系と同じく「面」の力で建物を支えています。工期は他の工法より長くなりますが、性能は高く、特に耐久性や耐火性に優れ、耐用年数も他の工法に勝ります。解体費用はコンクリートブロックなどの処分量により変動します。

階階数ごとのプレハブ解体費用

プレハブの解体費用は取り壊す建物の階数によっても上下します。また、使用する重機の種類も価格に影響します。2階建て以上になると、足場の費用や養生シートの設置費用などが加算される場合もあります。プレハブの階数ごとの解体費用をご案内します。

平屋建てのプレハブ解体費用

平屋建てプレハブは工事現場の仮設事務所や資材置き場、選挙事務所、集会所などで多用されます。解体工事自体は、比較的容易で、場合によってはチェーンソーやハンマーなどでも解体可能です。ただし、建物の規模が極端に大きかったり、工事単価の高い基礎が極めて頑丈な場合などは、2階建て以上の解体費用がかかる事もあります。

2階建てのプレハブ解体費用

2階建てプレハブの解体工事の多くは、重機が必要となるため、平屋と比べると解体費用は高くなる場合があります。解体の際には足場を組んで施工します。足場の費用は、足場架面積【建物の外周(m)+8m×家の高さ(m)】によって算出され、必然的に建物の外周や高さといった規模が大きいほど、足場に関連する費用はかさみます。

3階建て以上のプレハブ解体費用

近年、住宅メーカーによる多層プレハブ工法の開発が加速しており、9階建てのプレハブも実現しています。3階建て以上のプレハブ解体工事では、通常の油圧ショベル以外に、アームが長く設計された重機を使います。この重機は、マンションやアパートの解体工事で使用される「ロングブーム」「ロングリーチ」「スーパーロングリーチ」などとも呼ばれます。階上解体は、重機が特殊なため平屋や2階建てと比べ、高額になる場合もあります。

プレハブの解体工事で使える補助金・助成金

「プレハブ」に限定した解体工事費用の補助金、助成金は現在のところ無いようですが、多くの自治体では「木造住宅」を対象に解体費用を補助する事業を行っています。補助や助成の内容は市区町村によって異なりますが、建築基準法施行令の耐震関係基準が現行の水準になる以前の「1981年(昭和56年)5月31日以前に建てられたもの」を対象としています。同日以前に建築された木質系プレハブがこれに相当するか否かは、市区町村の担当課におたずねください。また、近年多くの自治体で、耐震性能の低い古くなったブロック塀や浄化槽の解体工事費用の一部を助成しています。予算には限りがありますので、プレハブの解体や建て替えをご検討されている方、敷地内にブロック塀や浄化槽がある方は、お早めにお問合せください。

プレハブ以外の施設・建物の解体費用について

当社はプレハブの戸建てやプレハブ小屋、プレハブ事務所、プレハブ倉庫、プレハブ冷蔵庫以外にも、マンションやアパート、宿舎、社宅などの集合住宅の解体工事でも豊富な実績があります。ほかにも行政施設をはじめ、銭湯やその煙突、鉄塔といった特殊な形状の解体工事も承ります。アスファルトのハツリやウッドデッキ、シャッターの解体、庭石の移動、梁、柱の切離しといった部分的な工事もお任せ下さい。また、店舗の解体工事も数多く手がけてきました。全国各地のコンビニエンスストアや小売店などの商業店舗の解体工事も幅広く承ります。ほかにも、古家、納屋、倉庫、野積倉庫、上屋、長屋、別棟、地下室、小屋、物置、浄化槽、井戸、土蔵、土間の解体に加え、躯体や骨組みだけを残す工事、いわゆるスケルトン工事もお任せください。新築の解体もご依頼頂ければ施工します。もちろん、中古物件、売却物件、借地・仲介物件、買取物件、仮設住宅、狭小物件を問わず幅広く対応致します。まずは当社の見積り(合い見積もりもOK)をご利用下さい。もちろん見積りは無料です。

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