鉄筋コンクリート造3階建て住宅の解体費用・解体工事について

鉄筋コンクリート3階建ての解体費用

RC(reinforced concreteの略)とも呼ばれている、鉄筋コンクリートは、集合住宅(マンション)や高層ビルで主に採用されている構造です。その名の通り、コンクリートの中に鉄筋が入っている「鉄筋コンクリート」を用いた建築工法・構造で、耐火性・耐久性・耐震性に優れており大変丈夫です。丈夫であるのは住む上では非常に安心感がありますが、解体工事となると手間がかかります。また、集合住宅やビルとなると3階建て以上になるため、解体工事の難易度や大変さも高さに比例します。鉄筋コンクリート造3階建ての解体費用について項目ごとに確認しましょう。

鉄筋コンクリート3階建ての解体費用相場

鉄筋コンクリート3階建ての解体

木造でも鉄筋コンクリートでも、2階建てでも3階建てでも、解体費用を大きく左右するのは坪数です。1坪あたりの解体費用で大部分の価格が決まり、あとは廃棄物の処理費用、重機回送費用、設備費用などで全体が構成されます。くわえて、アスベスト含有の可能性がある場合は、調査費用、除去費用なども加算されます。また、取り壊しを終えた後に土地も売却する場合は地中埋設物の調査や更地に戻す作業などの付帯工事も必要です。

鉄筋コンクリート3階建ての坪当たりの解体費用

解体費用の大きな部分を占めるのが坪当たりの解体費用。一般的に木造より鉄骨、鉄骨より鉄筋コンクリートの方が坪数あたりの解体費用が高い傾向にあります。当社の例ですと、構造ごとの1坪あたりの解体費用は、木造家屋が32,000円~、軽量鉄骨造家屋なら35,000円~、鉄骨造家屋なら38,000円~、鉄筋コンクリート造家屋なら40,000円~が平均値です。あくまで平均値なので坪数や難易度、立地、納期などにより大きく変動します。また、延床面積で計算しますので、3階建てと平屋を比べてどちらが高くつくか、といった傾向はありません。狭小の3階建てであれば横に長い平屋より延べ床面積が小さいということもあり得るからです。また、建物の延床面積が80㎡(約24坪)以上の解体工事の場合は、分別解体・再資源化の実施が義務づけられている「建設リサイクル法」の対象となります。最新の法令への対応や各種届出フォローも当社にお任せください。

鉄筋コンクリート3階建ての解体工事のアスベスト除去費用

人体に悪影響を及ぼすアスベスト(石綿)が吹き付けられている建物の解体工事では、細心の注意が必要です。解体施工前の事前調査費用、解体時にアスベストが飛散しないような設備・道具の準備、実際の除去費用など、補助金制度はあるものの解体工事以外で高額な費用がかかります。とはいっても、木造一軒家や鉄骨造の集合住宅等で使用されていた例が多数のため、鉄筋コンクリート造(RC造)の戸建てに使用されているのはレアケースです。ご心配な場合は、建築時の資料などと合わせ当社にご相談ください。吹き付けアスベストが使われている建物の解体工事の実績もありますので、安心してお任せください。

鉄筋コンクリート3階建ての解体工事の重機費用

重機のアタッチメントでは「大割兼用鉄骨カッター」や「RCアーム」「SRCアーム」など、S造・RC造・SRC造解体工事用のものが用意されています。鉄筋コンクリート3階建ての解体工事でも、こういったものの使用が必要かどうかで費用が大きく前後します。

鉄筋コンクリート3階建ての解体工事の飛散・騒音防止設備費用

3階建てに限らず、解体工事では飛散や騒音は付き物です。当社では重機で壊す場合や人力(手作業)で壊す場合など、臨機応変に使い分けて安全第一で解体作業を行います。防音シートや養生、足場の設置などで騒音・振動を最小限に抑え、ガードマンや交通整理員を配置しての通行コントロールや、工事前の近隣へのご挨拶・説明文書の投函などで、極力苦情が出ないように進めます。

鉄筋コンクリート3階建ての解体工事の廃材運搬・リサイクル費用

コンクリート資材が使用されている鉄筋コンクリートの建物の解体工事では、コンクリート廃材をはじめ、アスファルトがら、プレキャスト板、木材、瓦、地中梁、残置物など様々な種類の廃材が発生します。3階建てだからといって廃材が多いとは限りません。当社では、解体工事後の廃材処理業を行うグループ会社を持っており、産業廃棄物収集運搬・リサイクル処分を安心してお任せいただけます。悲しいことに廃材の撤去においては、地中への埋め戻しや埋設、違法な不法投棄などネガティブな話題を耳にすることもありますが、当社ではマニフェストや建設リサイクル法を遵守し、適切に廃棄し、リサイクル処理を行う体制が整っておりますのでご安心ください。

鉄筋コンクリート平屋・2階建て・3階建ての解体費用の比較

平屋の方が安くつく、というように誤解されがちですが、延床面積や屋根の解体工事のことを踏まえると、むしろ2階や3階より平屋の方が解体費用が高くなることもあり得ます。ただ、3階建ての場合は重機のアームを使っての解体工事が必要なケースもあります。そのため、平屋や2階建てより解体費用が高くなることも考えられます。このようにケースバイケースのため、一概に平屋が高い、3階建てが安いとも言い切れない状況です。まずは現場調査や無料見積もりをご利用ください。

木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート3階建ての解体費用の比較

在来工法だけでなく、プレキャストコンクリート(PC:precastconcrete)工法の建物の解体工事にも対応。ガレキ・コンガラなどの回収も請け負う優伸

一般的に木造(W造)<鉄骨造(S造)<鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)の順に解体費用が高くなる傾向にありますが、やはり延床面積や周辺環境、必要な設備、重機関連費用(回送費やアタッチメント圧砕機等)により大きく異なります。先に紹介した通り、S造・RC造・SRC造などでは「鉄骨カッター」なども用いるため、木造とは費用が変わることは容易に想像がつきます。また、国土交通省の「木造3階建て以上の住宅建築確認統計の推移」というデータによると、2001年~2017年に確認できた木造3階建て以上の戸建て等住宅の建築確認棟数は、全建物のうち4~5%を占めることが分かっています。また、木造3階建ての集合住宅は戸建て等住宅と比較して10%未満と少なく、木造3階建ての多くは戸建てであることがわかります。そのため、3階建て解体工事のご相談としては木造の方が多くなる傾向にあります。いずれにせよ現地調査させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

鉄筋コンクリート3階建ての空き家解体費用

近年多くの自治体で問題化している空家問題。2014年には国土交通省により「空家等対策の推進に関する特別措置法」が交付されました。それによる空家の定義は「建築物又はこれに附属する工作物であって居住その他の使用がなされていないことが常態であるもの及びその敷地(立木その他の土地に定着する物を含む。)」とのことです。多くは倒壊の恐れがあったり、景観を損なう恐れのある木造住宅が多い傾向にありますが、鉄筋コンクリート3階建てでも老朽空家もしくは倒壊危険空家と判定されることも今後は起こり得ます。空き家といえど取り壊しには解体費用は当然発生します。ただ、各市区町村ごとに空き家解体費用の助成金・補助金制度が充実していますのでぜひ活用しましょう。

鉄筋コンクリート3階建て以外の建物の解体費用も無料見積もり

アスベスト対応可、鉄筋コンクリート3階建ての解体 優伸コーポレーション

本社のある埼玉県を拠点に、全国で解体工事を行う優伸コーポレーションでは、3階建て鉄筋コンクリート造はもちろん、さまざまな建物の解体工事を承っています。3階建てに多い集合住宅や高層ビルをはじめ、戸建て・一軒家・家屋・平屋・狭小住宅、古屋、長屋、空家、木造アパート、鉄骨鉄筋コンクリート造のビル・オフィス、鉄造の店舗や工場・物流倉庫などの解体工事にも対応しています。建物以外の解体工事、いわゆるプチ解体工事として庭にある庭石・庭木・樹木の撤去、土間、ブロック塀、ガレージ、地下室、浄化槽、井戸など住宅周りの解体にも柔軟に対応いたします。躯体だけを残すスケルトン工事などもお気軽にご相談ください。解体前の隣家・近隣へのご挨拶、解体中の交通整備のためのガードマン配置、解体後の各種届け出書類の作成フォローなど、解体工事の最初から最後まですべて安心して当社にお任せいただけます。気になる坪単価や費用内訳のことなど何でもお気軽にご相談ください。まずは現地調査と無料見積もりをご利用ください。他社との相見積もりも歓迎です。お問い合わせお待ちしております。

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