神奈川県川崎市中原区新城中町 木造建物解体工事 施工事例

神奈川県川崎市​​中原区新城中町の木造二階建て解体工事です。今回は木造家屋の解体工事と敷地内を更地にするまでが依頼内容になります。

隣接する住宅との距離が近いほか、敷地いっぱいに建物が建設されていたので、重機の搬入にやや苦労しました。隣接する道路は通行人が多く、適宜ガードマンや作業員を配置して重機などの機材と接触しないよう、配慮しながら解体作業を行いました。また、周囲に木くず・コンクリートガラ・瓦の破片などが飛散しないように足場を建設し、養生シートを張ることで対策します。近隣にはアパートやマンションなどがあるため、施工前の挨拶や声掛けも欠かしません。クレームにつながり、工事がストップしないよう徹底して配慮しながら施工を開始します。

なお、事前の調査でアスベスト含有建材はありませんでした。事前調査にてアスベストを確認した場合には、届出義務者が発注者又は自主施工者になり、石綿作業主任者を選任して適正に処理します。

足場と養生シートの設置が完了したら、木造家屋の内装解体工事に取り掛かります。重機による家屋の解体時に畳やガラスなどの廃材が混ざらないよう、手作業にて事前に撤去・処分を行います。また、建設した足場の倒壊などを防止するために、内装の解体工事と並行して窓の手すり部分などにしっかりと固定するといった作業も実施しました。

内装の撤去後は、重機による木造家屋の解体工事に取り掛かります。アタッチメントにフォークを備えた重機を搬入することで、廃材が隣接する建物などと接触するのを防止します。まずは重機の作業スペースを確保するため、家屋の手前から徐々に取り壊していきました。木くず・トタン・配線・瓦などの廃材を分別しつつ、着実に解体工事を進めていきます。

木造家屋の解体工事が完了したら、次にコンクリート基礎の撤去に取り掛かります。周囲にコンクリートガラの破片が飛び散らないように、引き続き足場に養生シートを張ったままの状態で工事を進めていきます。なお、増築を繰り返していた建物だったため、最終桝が建物土間の下に隠れていたことが工事中に発覚しました。コンクリート土間と一緒に埋設物を取り壊さないよう、慎重に解体工事を進めることで対処しました。

コンクリート基礎の撤去完了後は、敷地内の整地を進めていきます。重機のアタッチメントをスケルトンバケットに付け替え、地中に埋もれたコンクリートガラ・木くず・瓦などの廃材を掘り返しながら整地を行います。特に建て替えなどを実施する場合は、コンクリートガラといった廃材があるとトラブルに発展する可能性があるため注意が必要です。地中の掘り返しが完了し、敷地内を更地にできたら施工完了です。最後に隣接する道路を水洗いするほか、敷地の外周にバリケードを設置します。

今回は敷地いっぱいに建物が立っていたので、養生の設置や重機の搬入などに苦労しました。やや手こずってしまったものの、実働12日と無事工期内に施工を終えることができました。足場と養生シートの設置により、近隣からのクレームもなく工事を終えられたのもよかった点です。施主様に迷惑をかけないよう、引き続き近隣住民への配慮を徹底して実施していきます。また、必要であれば近隣住民への説明会などを開催し、理解を得る取り組みを行うことも可能です。弊社では鉄骨造の家屋や浄化槽の撤去工事、ブロック塀の解体工事といった施工はもちろんのこと、施工前の説明会なども承っております。大きなトラブルへの発展を回避したい解体工事等を依頼したい場合は、ご気軽にお見積りやご相談ください。